コラム Column

2020年08月27日

新型コロナショック‼ 航空会社経営破綻 オペレーティングリースへの影響は?⑥

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ヴァージン・アトランティック

8月5日、ヴァージン・アトランティック航空が、米ニューヨークの裁判所に連邦破産法15条(日本の民事再生法に相当)の適用を申請したことが報道されました。

ヴァージン・アトランティックは、早くから資金調達難が報じられてきました。創業者のリチャード・ブランソン氏は所有するカリブ海のネッカー島を担保として、イギリス政府に資金援助を申し出たそうですが、拒否されました。

リチャード・ブランソン氏が事業で財を成した英有数の大富豪である点も足かせになっていると報じられました。ブランソン氏が英政府に担保提供しようとしたネッカー島は、租税回避地として知られる英領バージン諸島にあり、ブランソン氏はネッカー島に移り住んでいます。タックスヘイブンに住む大富豪を助けることに納税者が厳しい視線を注ぐ空気があるのだとか。

ヴァージン・オーストラリアといい、ヴァージン・アトランティックといい、政府支援も感情論に左右されるということでしょうか…。

ヴァージン・アトランティックをレッシーとした日本型オペレーティングリースも複数件組成されています。再建計画が気になるところですが、とりあえず8月25日に、ヴァージン・アトランティックの債権団は、民間資本による12億ポンドの資本増強を含む救済計画を承認したようです。

ヴァージン・アトランティックは売上高の7割を米国便で稼いできました。それぞれの地域の航空便は動き出していますが、長距離国際線の需要の回復には時間がかかることが予測されます。ヴァージン・アトランティックの大西洋路線の需要回復も遅れることが予想され、依存度の高い同社は苦しい状況です。

 

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