コラム Column

2020年07月20日

新型コロナショック‼ 航空会社経営破綻 オペレーティングリースへの影響は⁉⑤

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アエロメヒコ

7月1日、アエロメヒコの破産申請が報道されました。

アエロメヒコは、メキシコ最大の航空会社で、メキシコのフラッグキャリアです。

 

2020年6月20日の日経新聞の報道によれば、新型コロナ感染が本格化する前の1~3月期の時点で既に赤字となっており、経営状況が悪化していたとのこと。左派のロペスオブラドール大統領は大企業への支援に消極的なため、メキシコ政府から減税などの支援がほぼ得られなかったそうです。

アエロメヒコは文書で、「自発的」な破産手続きだと説明。チャプター11のプロセスを活用して財政状態を強化し、新たな資金を調達することで流動性を高め、不確実な世界経済において成功するための持続可能なプラットフォームを構築することを期待するのだそうです。

アエロメヒコは、破産申請後もフライト予約や従業員の給与に影響はないとしています。7月の運行本数は、6月に比べ、国内線で2倍、国際線で4倍に増やす計画です。

 

アエロメヒコをレッシーとした日本型オペレーティングリースは、複数案件が組成されています。我々がアエロメヒコをレッシーとしたオペ案件を目にし始めたのは、2017年ころからでした。先進国のフラッグシップキャリアのオペ案件が少なくなり、新興国やLCCの航空会社をレッシーにしたオペ案件の組成が増え始めたころでした。

オペ案件の対象とされた機材はボーイング787-9が中心のようです。新しい機材ですので、再生計画のフリートに残る可能性は高いと思われますが、リース料やリース期間の条件変更が気になるところです。

 

航空会社は、破産申請で身軽になり、アグレッシブな再生計画を立案できますが、航空機投資家にとっては悩ましい状況が続きます。

 

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