コラム Column

2008年10月08日

人財の重要性

おはようございます(^-^)/
NYダウ1万ドル割れ、日経平均も一時1万円割れ、ヨーロッパではRBS(ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド)が公的資金注入を要請したとかしないとか。金融不安の出口はまだまだ見えません。
個人的には為替に注目しています。
今朝8時40分の時点で、1米ドル=101円、1ユーロ=137円です。
RBSは、7月の段階では、その債券がダブルAの格付けで評価されていました。
改めて、格付けに疑問を抱かざるを得ない(まぁ、格付けって債券の格付けなので、こんなものなのかもしれませんが…)と思います。また、ヨーロッパ金融機関の甘い時価評価あるいはディスクローズ度合については疑問視されてきましたが、今後の影響、特に為替への影響は注視したいと思います。


前置きが長くなりました。
今日はちょっと小難しいです。
今、金融は混乱しています。アメリカがもう駄目になってしまうという議論もあります。
短期的には上がったり下がったり、大不況になったりということがあります。しかしながら、歴史的には、長期で見ると必ず景気循環があります。
株は上がったら下がり、下がったら上がりという繰り返しです。為替も同じです。円高になったり円安になったりです。
短期的な上昇や下落は、経済や金融に原因を求めることができますが、長期的な上昇や下落あるいはその循環サイクルは、様々な要素に影響されているのではないでしょうか。


その要素の一つとして、例えば人材→「人財」です。(話しが大きくなりすぎます。最初に断わっておきます。)
よく「企業は人」と言われます。会社は人の集合体で、どれだけ優秀な人材を集めることができるか、あるいはどれだけ優秀な人材へと教育し成長させることができるかということが重要なのだということを一言で表した言葉です。


国も同じです。その国がどれだけ優秀な人材を輩出できるかで、その国の国力が決まると言っても過言ではないと思います。
一昨日10月6日の日経新聞の記事「中国の科学技術躍進」は、興味深い内容です。
記事には、年間の主要国の論文数がグラフで紹介されていますが、そのグラフからはアメリカの論文数が30万本弱と圧倒的に多いことが読み取れます。
ちなみに第2位は論文数で大躍進する中国(意外です)で、年間約10万本弱。3位は英国。日本は4位です。記事には、「中国躍進の背景には長期にわたる人材育成システムがある」と紹介されています。


この記事自体は、中国の躍進を紹介するものですが、それよりもアメリカの突出した論文数に驚かずにはいられません。
アメリカの人材輩出力の基礎体力を垣間見た気がします。
このように優れた人材を輩出する仕組みを持つ国の国力が、ずっと低空飛行を続けるとは考えにくいのではないでしょうか。そう考えると、いま、金融はドルの信認問題となっているわけで、通貨の信認はその国の国力により担保されていると思うのですが、長期的には優れた人材が国の屋台骨を支え、再び成長路線を歩み始めるという考え方もできるのではないかと思います。


変わって、本日10月8日の日経新聞四国面記事「愛媛大学が船舶工学コース」も興味深い記事です。
造船業は、愛媛の重要な産業であることはもちろんですが、四国の最も重要な産業の一つです。
愛媛大学は2009年度、大学院理工学研究科の博士前期課程・生産環境工学専攻に「船舶工学特別コース」を新設するそうです。造船業の将来を担う中核的人材の育成を目指すそうです。
この新コースは、業界のリーディングカンパニー今治造船の寄付で運営するそうです。
造船各社は少子化のなかで、ただでさえ優秀な人材確保が難しくなっているそうです。
将来の技術革新に対応できる人材育成が急務であり、その必要性を痛切に感じている企業がスポンサーとなり、大学に新たなコースを設けるということです。
素晴らしい取り組みです。


会社も国も、人の集合体はつきつめたところ、優秀な人材をどれだけ抱えることができるか、どれだけ優秀な人材へと育てることができるか、これに尽きるのではないでしょうか。


朝、書き始めたこのブログの原稿、書き終わりつつある今は夜の11時20分です。今日は外出ばかりで、隙間時間に書いてきたため、こんな時間になりました。
今日の日経平均は9,203円、NYは取引がスタートし、現在NYダウ9,388ドルです。


先の見えない金融不安のなかで、「人材」について改めて考えさせられました。
きっかけは、日本人3人がノーベル賞を受賞したというニュースです。
「人財」という言葉の深い意味を感じています。



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