コラム Column

2020年01月21日

企業の皆様にとっての「投資」とは?

こんにちは、コンサルタントの伏木です。
いまさらですが、皆様明けましておめでとうございます。年が明けて何が変わるでもないのですが、また新しい気持ちで仕事に取り組めますね。区切りというのは気分的にやっぱり大事かもしれません。

さて、今回はビジネスに携わっている皆様にとっての「投資」についてです。

投資というと皆様は何をイメージされるでしょうか。
株式等の金融商品や不動産への投資でしょうか。世の中に「投資商品」と言われるものは多くありますので、そのイメージは強いかもしれませんね。

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 でも私は投資にはその他に2つのビジネスにとって大事な「投資」があると思っています。

1つは「設備投資」、もう一つは「事業投資」です。

貸借対照表を見ると、「設備投資」はおおむね建物や建物付属設備、機械装置、器具備品、近年ではソフトウェア等も含め、固定資産として計上されますね。
会社の資産はすべて広い意味での事業投資かもしれませんが、狭い意味での「事業投資」は投資有価証券や関係会社株式として計上されます。
貸借対照表を見た際に、これらの資産が将来どれだけの収益やキャッシュフローを生んでいくかが非常に大切な見方であると私は常々考えております。

これは、政府も日本経済の活性化のためには重要であると認識しているようで、税制面でも優遇措置が設けられています。

「設備投資」については、代表的なものは中小企業経営強化税制です。

(中企業庁HPより引用 https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/kyoka/2019/190808zeiseikinyu.pdf)

そして「事業投資」については、令和2年度の税制改正で、オープンイノベーション促進税制の創設が予定されています。

これは事業会社による一定のベンチャー企業への出資に対し、その出資額の25%相当の損金算入は認められるもので、令和4年3月31日までの時限措置となる予定です。
中小事業者の1,000万円以上の出資についても適用されるとのことなので、私も運用等注目して、研究していきたいと思っております。

「設備投資」「事業投資」はビジネスの根幹ですので、非常に判断も難しい部分だと思いますが、個別の優遇税制の支援に加えて、私が持っているファイナンスや財務、ビジネスの知識をフル稼働して、お手伝いしていきたいと考えております。

長文にお付き合いいただきありがとうございました。

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