コラム Column

2020年12月22日

キャッシュフローによる将来の返済を考えつつ上手に資金調達をしましょう!

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こんにちは、コンサルタントの伏木です。

色々あった2020年もあと残すところ10日ほどとなり、気忙しく過ごされている方がほとんどかと思います。
ビジネスをなされている方ならなおさらで、今年はコロナ感染が再拡大しているのでお金の面いわゆる資金繰りに頭を悩ませている方も多いと思います。

そこで今回は「足元の資金繰り安定のために、金融機関からの資金調達をするのにコロナ対策として融資制度ができており、実質無利子となるものもありますので上手に利用しましょう。」
しかしながら「いつかは返済しなければならないお金ですので、数年先の返済、特にキャッシュフローに注目した計画を立てて利用しましょう。」
というお話を簡単にさせていただきたいと思います。

まず前段の金融機関からの資金調達ですが、下記URLを参照ください。経済産業省及び中小企業庁からリーフレットが発行されております。https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/shien-flyer2.pdf
コロナ対策の融資としては日本政策金融公庫等政府系金融機関の融資がよく知られているかと思いますが、リーフレットは政府系金融機関に加えてその他の民間金融機関が信用保証協会を通じて支援を行っているという内容です。
各都道府県ごとに信用保証協会があり市区町村の制度融資もありますので、詳細は取引先金融機関や市区町村に確認いただきたいのですが、借り換えの融資や利子補給により実質無利子という制度も出ているので、ご活用を検討されてみるのも良いと思います。
借り換えを行うことにより毎月の返済額が減少するという効果も見込めます。


それを踏まえて後段の話なのですが、融資を受けるということは当然その元金をいつかは返済しなければいけません。その返済をするためにはキャッシュフローが確保されていなければなりません。キャッシュフローが出ていないのに返済を進めていくと預金をはじめとして資産を取り崩して返済をしていくこととなります。

ではキャッシュフローはどこを見ればよいかというと、「当期利益+減価償却費」で簡易的には十分把握できると思います。
利益は把握していらっしゃる方は多いと思いますので、減価償却、もっと言えばどのくらいの金額を設備投資していて、それを何年で償却しているかを把握すればいいわけです。
金融に携わっている方が英語の頭文字をとった指標である「DSCR(元利金返済カバー率)」や「EBITDA」という言葉を使っていてとっつきにくかったりすることもあるかもしれませんが、これらもつまるところは利益と減価償却費がベースになった指標なのです。

キャッシュフローの考え方は上記の通りで、それが借入の元金返済に見合っているかを将来にわたって考えていくことが重要にも関わらず見落としがちですよということを後段では一番お伝えしたかったのですが、詳細には運転資金がどのように変動していくか、税金がどうなるか等も考えていかなくてはいけないので、もしきちんとした数字で確認していきたいという方にはまた何かの機会にお伝えできればと思っています。

最後までお目通しいただき、ありがとうございました。